ワールド男子SPの映像

帰宅前にアニキの様子を見に病院へ。
今夜からようやく絶食解除。
水のような粥食を出されたらしい。

はじめの方の録画を失敗した男子のSPだけ
映像チェックしてみた。

バトル君は派手さはないけど
彼の表現の世界もだんだん板についてきた。

ジョニー君は見るからに調子悪そう。
あいかわらずしなやかではあったけど、いつもの引力がない。

高橋大輔はがんばってた。が、どうも彼の表現は
暑苦しくて苦手だ。応援する気がそがれる。←非国民

ライサチェク。演技はまだ生硬ではあるけれど
彼は今の勢いどおりのはつらつとした演技で
みていて爽快感があって好きだ。
彼はたしか2シーズンぐらい前のワールドJrでロシアのシュービンと
ものすごく面白い金銀争いをして私を楽しませてくれたっけ。

リンデマンはジャンプ全ミスは痛かった。

ランビエールは、ちょっとジャンプがあぶなっかしかったけど
音楽表現やプログラム表現も上手だし、踊れるし
たしかに1位になっただけのことはあった。
解説によると、彼は足2か所も手術してたんだな。

ジュベールは、解説の指摘どおり。
ジャンプはジュベールの方がよかったが、
ほかの面では総じてランビエールのほうが上でしょう。
やっぱ彼は音感が悪いのか、リズム感が悪いのか
ステップパートではしばしば音楽追いかけちゃってるしね。

リー君。
スピンはトップグループにいて激しく見劣りするけど
4−3のジャンプに関しては
一番キレイに降りてるんじゃないだろうか。
FSUなんかでも指摘されてたように、
新採点での彼の評価は低すぎるよなぁ。

そしてジェーニャ。
さぞや悲壮であろうと想像していた月光のソナタだが
意外にいい雰囲気だしてなかったか?
たしかにジャンプはコケたし降りたジャンプも不安定だった。
スピードもなかった。
勢いもなかった。
でも、いつもの勢いがなかった分、
余計なお力が抜けてステップ以外での音のとらえ方が
丁寧だったような気がしたんだが。

ギリギリの状態で滑っていることによる哀愁と
渾身の力を振り絞った激しいステップのコントラスト。
メランコリックな曲想とジェーニャのおかれた苦境が
皮肉なことに妙〜〜にマッチしていて、
個人的には一番感情移入しやすい月光のソナタだった。