恐るべし、日本女子。

夜中眠れなくて、結局最後まで見ちゃいました。
全日本のフィギュアの試合。
女子のジャンプに関するレベルはすさまじいものがあるね。
特に12歳の浅田真央ちゃん。
3Aに3−3−3とは・・・
技もすごいが、度胸に驚いた。
ほかにもこの子のお姉ちゃんや安藤美姫ちゃん、他に3A-2まで決めてしまった子など
いわゆる「ジャンプ合戦」を十分堪能させてもらった。
フィギュアスケートはジャンプのみにあらずだが、ここまで徹底して
やってくれるとスポーツとしては痛快だね。
ジャンプ以外の点では太田ゆきなちゃんのアームスの表現力。
身体の表現のセンスは目を見張るものがある。

ただ、そのなかでも村主さんと恩田さんはさすがであった。
ジャンプだけ、と思い込んでた恩田さんだが、こうして露骨にジャンプばかりの
ものを見せられた後見ると、あながちそれだけではないんだな。
いままで感じなかった風格を感じた。
村主さんは、ジャンプの難度がどうあれ、全体としては抜きん出ていた。
彼女の演技から伝わってくるものに、一種の感動を覚えた。
これはアスリートとしての経験、人生経験がものをいう、という演技だったと思う。
彼女がキスクラで恥も外聞もなく顔をくしゃくしゃにして泣き出したときは、
思わず私ももらい泣きしてしまった。

男子は、本田君が優勝したが、
こけ方が去年までの本田君を思い出してしまった。腰は大丈夫なのか?
で、モロゾフのプログラムだが、もろにヤグステップだな。
しかも「本田君がヤグのマネをしてみました」みたいな解釈で
演じていたのが辛すぎる。
なんで本田君がこんなことやんなきゃなんないんだろう。
本田君のよさが消されてるじゃないか。
個人的には即刻やめて欲しい。
ヤグは二人はいらないぞ。

総じて、男子は低調。
日本女子の心身両面での凄さをあらためて思い知る大会であった。
国内でこれほど競争が激しければ、メンタルも鍛えられるであろう。
将来が楽しみだ。