「グリアツェフ、おまえもか!」BYミーシンコーチ

結局ジェーニャの弟分、グリアツェフくんはタラソワさんのところにいったという情報が
日本のファンボード二つで流れていた。
正直ビックリした。
詳しい経緯は知らないが、グリアツェフくんがタラソワさんのところに行きたがったとして
それ自体は不思議でもなんでもない。
私が驚いたのはタラソワサイドが彼を受け入れたことだ。

たしかに才能はあるのかもしれないけどねぇ。
でも、私が見た2000ロシア国内戦や2002のワールドジュニアの戦い振りを見たかぎりでは
精神力に相当問題がある気がしたんだが・・・・。
しかし当然ながら素人の目と玄人の目は違う。
解説で藤森さんがボロボロの彼をたいそうお気に入りだったことを考えれば、
「彼に将来性あり」とタラソワさんが判断したとしても不思議ではないのかも。
まぁ、私にとってはグリアツェフくん。
どこへ行こうが何をしようが、あんまり興味が湧かないスケーターであることには変わりないけどね。

いずれにせよ、もしミーシンの元を離れ、タラソワの指導のもとに才能が花開いたら、
まさにヤグの「歴史は繰り返す」。
ミーシンコーチにとってはこれ以上の屈辱はないだろうな。
どちらが優れたコーチか証明されてしまうだけでなく、「技術の指導に定評はあっても
選手の心身両面の管理能力に問題あり」という芳しくない評判をこれ以上ないほどハッキリと
実証してしまうことになるのだから。

いっちゃ何だが、私としてはミーシンコーチがそれでどういう思いをしようと関係ない。
ある意味自業自得だと思うし。
それより私の一番の関心事は、その屈辱のあおりがジェーニャにどう影響するのか。
それに尽きる。

ミーシンコーチVSタラソワコーチ。
因縁の対決・第2戦の始まりといった様相。