女子フリー

昨日は満開になった時期を逃すものか、という勢いで急遽花見を断行した。
場所は隣県、埼玉の熊谷市にある桜堤。荒川沿いにあるちょいと名の知れた桜の名所だ。
花は9分咲き。ちょうど見ごろ。
少々風が冷たかったが、季節の粋は充分に味わえて満足した。

そして夜は世界選手権の女子シングルをTV観戦。
私が注目していたのはSPで1位につけたスルツカヤの初ワールドタイトルなるか、
痛恨のミスでSP3位と出遅れたクワンの追い上げ、そして村主さんのメダル獲得なるか。
そこにコーエンはどう絡んでくるか、そんなところだった。

最終グループの一番滑走はスルツカヤ
3−3のコンボは見せなかったものの、ノーミスで見事にドラマティックなトスカを演じた。
一番滑走でこんな演技をされたら、あとの人はやりにくかろう。
この時点で金メダル濃厚、という気が私はしたが。

そして3番滑走はクワン。
昨日のSPでのミスを引きずることなく、ノーミスで堂々と1位のスルツカヤと渡り合う演技は圧巻だった。
評価自体はジャッジやみどりさんの言うとおり、スルツカヤの方が勢いがあったのだろう。
結局スルツカヤに及ばずフリー2位。
でも、私としてはクワンの完璧な演技がまた見られてうれしかったし、それ以上に彼女の精神力に改めて感服した。

4番滑走は日本のエース、村主さん。
ひとつジャンプがダブルになったものの、他はミスもなく彼女の力を出し切れたような美しい演技だったと思う。
演技後、国内戦やソルトレイクのときとは違い、わりと淡々としていたのが印象的だった。

5番滑走はコーエン。
今回この子が一番「村主、メダルなるか」の報道&客の期待の犠牲になってしまったようだ。
そんな日本国民の無言の期待が圧力になったか、ジャンプで2回も失敗。
いや、日本の身びいき圧力よりも、実際には大きな国際舞台で場数を踏んでないことがここへきて裏目に出てしまったといった感じ。

結局スルツカヤが念願の初ワールドタイトルを獲得。
そして村主さんは本田君に引き続き、男女で銅メダルを獲得した。
村主さん、おめでとう!

それにしてもスルツカヤとクワンの百戦錬磨の精神力の強さには感動した。
他の選手と比べると一枚も二枚も上手といった感じ。
この二人に感動した事に免じて、TBSによる相変わらずの番組構成のまずさには敢えて目をつぶろう。
おとなじゃ〜〜ん。私♪