This is itを鑑賞。

マイケルの映画「This is it」を見てきた。
思い出せる限りで印象に残った部分をいくつか。

・ダンサーのオーディション風景。

・マイケルと一緒に仕事ができる喜びを語るスタッフ達

・凝った演出。

・スーツ姿のマイケルがまず50には見えないほどカッコイイ。

・ヒューマンネイチャーのひとつひとつの動き、ボーカルの説得力、オーラは鳥肌もの。

・I just can't stop lovin youで照れる仕草のマイケルがかわいい。
最後のデュエット女性との掛け合いの部分が素晴らしい。

シンセサイザー奏者に音の指示を出すときのたとえ方が
月の光がどうこう、ベットから這い出すような(うろおぼえ)云々と、あまりに感覚的で
ちょっとした長嶋茂雄だった。>天才
マイケルの中でしかわからないから、わかるように説明してくれと
やんわりとネをあげたのも納得(笑)

・若いギタリストのお姉ちゃんを煽りながら
望んだ音を要求していくやりかたが無茶苦茶カッコイイ。あれは惚れる。

・環境問題や平和に対するマイケルの願いやメッセージ。

などなどなど、挙げてみればきりがない。

全編伝わってくるのはマイケルの世界観、常に新しいことに挑戦して
客を喜ばせ驚かせようというあくなき向上心
ツアーに取り組む真摯な姿勢。
そして何より、これだけのスーパースターでありながら
スタッフに指示をしたり要求したりする際
声を荒げたりまくし立てたり、高圧的な言い方を一切しないのがすごい。

今更だけど、なんだってこんな気遣いを忘れない穏やかな人を
人間嫌いの小児異常性愛者に仕立て上げたのかねぇ。マスコミは。

こうして未完成な裏舞台を見せるのは完ぺき主義の彼にとって
少々不本意ではあるのかもしれないが
彼のBADツアーに心底感激した私にとっては
よくぞ映像に残してくれたと、天国のマイケルに手を合わせたいような映画だった。