北京五輪も明日で終わり。

最高気温23度。
小雨が降り続く肌寒い一日。

北京五輪も明日で終わり。
今日行われた野球の3位決定戦は敗戦で銅メダルならず。
予想はついていたので別段なんとも思わないが
シンクロの団体5位はとても残念だった。
イタリアに抜かれ、中国にも差をつけられ。。。
年々成績を落としていくのを食い止めようがないのだろうか。

昨夜録画した新体操の予選後半のビデオをざっとチェックした。
団体は、あいかわらず素人目によくわかんないけど
ベラルーシボレロがさすが1位という演技、
予選前半では演技も同調性も散漫だったロシアが
今回は解説の言う通り、本気を出してきたのが素人目にもはっきりわかった。
ブルーと金を基調とした衣装と手具の美しさが際立ったイタリアは
昨日のほうが面白かったかな。

そして個人総合。
カナエワのリボンの演技は切ないほどに美しく叙情的でうっとり。
彼女は肩から首にかけての表現が素晴らしいと思う。

つづけて放送されたカプラノワがこれまた好対称で
テクニックをこれでもか、と見せつけるような強い演技が
ぐっと私をひきつけた。
昨日はそれほど感銘を受けなかったが、今回のこん棒の演技には
最後のミスが気にならないぐらいのインパクトがあった。

彼女が使った曲は白鳥の湖だったが、
カナエワがオデットの「引き込む美しさ」なら、
カプラノワは黒鳥の「押し出す美しさ」とでもいうんだろうか。
繊細さと強さ。
よさが違うだけに、見る楽しみのある二人だ。

ベッソノワは、アップテンポの曲にのせたきびきびとした明るい演技。
しばらく見ない間に演技の幅を広げたのだろうか。
リボンもいきいきと生き物のように動いていたし
さすがベテランという表現力であった。

ただ、彼女の演技は表現に円熟味はあるものの
若手のカナエワやカプラノワと比べると少々オールドスタイルだと感じてしまった。
ベッソノワは新体操で受け継がれてきた芸術性の表現者
カナエワとカプラノワは、その芸術性とテクニックを融合させた
さらなる進化形という感じだ。

決勝の映像はBS1で55分ほど(短っ!)放送予定だが
結果はもうでているようですね。

http://beijing.yahoo.co.jp/event/schedule/GR