男子フリー、女子SPの放送。その2

・<b>E ヒューズ</b>:カルメン
先シーズンよりはドスバスした汚い動きは減り
女子格闘技のような気合の入った演技だった。
と思いきや、ステップの部分でドスバスドスバス・・・。
キスクラでの彼女は明るくてかわいいお嬢さんという印象。

・<b>コルピ</b>
彼女は演技より美貌を楽しむ選手かと。

・<b>安藤美姫</b>:シェヘラザード
これまた随分と品のない、夜の蝶みたいな姿だなぁと思ったら
千夜一夜物語か。なるほど。
しかし、演技は素晴らしかった。
スパイラルもポジションの汚さが出てこなかったし
何よりジャンプも身体を大きく使ったステップも迫力あった。
解説通り「這い上がってきた」という気迫が伝わってきた。
彼女は中途半端に綺麗なもの狙うより
こういう情念系のドロドロしたものを表現させた方がハマるようだ。
その点でもモロゾフで正解なのかも。

・<b>ケイティ・テイラー</b>
体型もお子ちゃま。演技も雑味が。

・<b>浅田真央</b>:ノクターン
こういう美しいものもできるようになったのだなぁ
と、彼女の成長に目を細めながらかーちゃんとみてました。
体の成長同様、演技も大人っぽくなったようだ。
難しいジャンプを本当に簡単に跳ぶ。
難しいことを軽々とこなすところが天才の天才たる所以。
さすがであった。

個人的にはパワースケーティングの安藤美姫より
真央ちゃんのバレエが基礎にある演技のほうがずっと好みだ。
が、今回に限っては、真央ちゃんの軽やかさより
安藤美姫の情念のほうがはるかに印象に残った。