今日の映像をざっとチェック。

フジで放送されたワールド放送の録画をざっとチェックした。
男子シングルは織田くんぐらいしか流さないかと思いきや
結構流してくれたのがうれしい。

まず織田くん。
緊張してどうにかなりそうだった、みたいなコメントを
ニュースで読んだが、なんのなんの。
いざ滑り始めたら堂々たるもんじゃないか。
硬くなるどころか、余裕さえ感じたぞ。
ヒザのやわらかさを生かした綺麗なジャンプの着氷
スピンもよく回っていて、安心してみていられた。
まぁ、ステップは物足りないかな。

サンデュは4−3がすごく綺麗だった。
3Aも決めたが、最後のルッツでコケ。
ジャンプはよかったが、正直トリノ五輪のSPのほうが
表現面ではよかったような気がした。

ランビエールは、SP4位ときいて
どんなに冴えない演技だったのかと思いきや
表現面ではむしろすごくよかったじゃないか。
ジャンプのミスが残念だ。
彼のステップのときの体の使い方は
バレエというよりジャズダンス的だ。

ジュベールは、4−3、3A、ステップからの3ルッツを
唯一きっちり決めてSP1位。
彼にしては会心の出来といっていいんだろう。
あいかわらず音感悪くて、音に対する体の反応が遅いが
007の編曲のよさでカバーされていた。

バトルくんは、ジュベールのあとだけあって
いっそう洗練された滑りと音楽性が強調されていたように
私の目に映った。
逆にジャンプがジュベールと比べちゃうと
スケールの小ささを感じる。
でも、表現にも調子いいときの精彩はなかったかな。

女子予選は、1位通過のロシェットがダイジェストで映ったが
パワースケーターにありがちな雑味が気になる演技だ。
あんまり感心しない。

中野さんは、3A挑戦せずあえて2Aにしたのがよかったようだ。
彼女の実力はだせていたようで何より。

村主さんは、さすがベテラン。
まとめてきましたという演技。
解説どおり、表現的にはトリノよりよかった。

恩田さんは、調整不足が露骨にすべりに出てしまっていて
気の毒だった。

コーエンの2回転倒はどう見ても痛かった。

それにしても会場の盛り上がりがすごい。
ときに身びいきの激しさにうんざりさせられることもあるが
さすがにフィギュアスケートの本場。
カナダの客は選手を乗せるのがうまい。