わびさびを解するスケーター、ジェーニャ?

フィラデルフィアのCOIレポがiskater.comに上がっていた。
ジェーニャの部分は下記の通り。

Plushy was fantastic....he skated today with authority and he too has a real audience connection.
he kept winking at the blonde girl next to me a flirt.
for sure he was this boy still has a very bright future.

また客を掴んだようだ。うれしいね。
19にしてskated with authorityって表現されたのはあっぱれだが、
このレポしてくれた人の隣のブロンド娘にkeep winkingして浮気男あつかいされるってのが、
ちとマヌケといえばマヌケだな。
いや、19歳らしくて結構だけどさ。

年齢らしからぬ威厳を見せながらも、ちょいとハズす。
それがジェーニャのスタイルになりつつある。
茶の湯では完璧な器だと、割るのではないかという心配で茶を楽しめなくなるので、
わざと器の一部を欠けさせるという話を聞いたことがある。
ジェーニャの今のスタイルは、そういう完璧さを嫌うわびさびの心に通じてないか?
自分の完璧さをわざと茶化す。試合では許されない「粋」だ。

ジェーニャというスケーターは日本の「わびさび」の精神に通じている
・・・なぁーんて、いい加減なこと言うなよ。

そういえばこのフィラデルフィアの別レポでキャンデローロの客サービスを
「audience harassment」と切り捨ててたヤツがいたな。
レポ全体に皮肉たらたら。イヤなことでもあったのかって感じ。