長野ワールド 女子シングルSP

男子シングルが終わったってことで、多少冷静になった私はようやくTBSの女子シングルSPの映像をライブで見た。
放送されたのが男子と同様、最終グループ6人だったわけだが、
その中に日本人が入っていたということはうれしい限り。
男子シングルの時と違ってようやく愛国心を取り戻す私であった。
男が絡むとなりふり構わず。痩せても枯れてもやっぱり私は女だったってわけか?

個人的にはクワンVSスルツカヤの金争い。そこにコーエンと村主さんがどう絡んでくるかが
とても興味があった。
予選の段階ではブッテルスカヤ以外は上位陣、実に順当な結果になったようだったが、
SPでは番狂わせがあった。
なんとワールドにめっぽう強いクワンがSPのコンボでまさかのミス。
結局SP3位通過となってしまった。
かなりショックだった。
ソルトレイクが彼女の中でまだ尾を引いてしまっていたのだろうか。
長野、ソルトレイクと背負ってきたものを振り切るためにも
フリーではぜひパーフェクトな演技をしてほしい。

一方スルツカヤは、最終滑走で完璧な演技を見せ、ヤグに引き続き6.0をたたき出して堂々SP1位通過。
初のワールドのタイトルが見えてきたようで何より。
彼女の演技は明るくて躍動的で、氷上にパッと花が咲いたようで大好きだ。

そして特筆すべきがノーミスの素晴らしい演技をした村主さんがクワンをおさえ2位になったこと。
フリーの出来次第ではメダル濃厚になってきた。
絶好調ですねー。彼女は。
本田君の銅メダル獲得のいい流れを受け継いだのか、日本人にも運が向いてきたようでうれしい。
とれば94年の佐藤有香さん以来のメダルになるそうなので、村主さん、がんばれ!

もう一人の日本人選手、恩田さんの4位も大健闘。
地元日本の観客の温かい応援でのりにのった彼女の演技と笑顔が印象的だった。

ワールド初出場のコーエンのまさかの2アクセル失敗で5位にも驚いた。
個人的にかなり期待していただけに残念。
ミスがなくとも、演技全体にちょっと精彩に欠いていた。
あまり調子がよくないのか?
オリンピックでの鮮烈な印象が今回はちょっと薄れた。

ということで、ここまでのところは日本勢の活躍とアメリカ勢の不調ぶりが伺えるような試合運びになっているようだ。
今日の夜のフリーが楽しみになってきた。
ちょっとした番狂わせを期待したい。