今さらなんで新プログラム? その1

なんと、新プログラムがカルメンになるらしい。
オリンピックまで1ヶ月をきったこの期に及んで、こんな決断をするなんて
あまりにリスクが大きくないか?
カルメンと討ち死にする気かっ!
ほんっとに今季のジェーニャたちには踊らされっぱなしだ。
安心してみていられた先シーズンがウソのよう(泣)

カルメンかぁ。
カルメンなら多くの人間がもってるイメージからかけ離れたものは作って
くるまいとは思うが・・・。
そしてカルメンといえば、どちらかというと女性が主人公のプログラムという印象があるが、
まさか、頭にバラの花なんか飾って、本当にカルメン本人を演じるなんてことは・・・・ 
いや、よそう。悪い予想は。

それについてのロシア語の記事をiskater.comで英訳してくれたものがあったのでそれを読んだ。
ホメてるんだかけなしてるんだかわかんない、切れ味の悪い皮肉めいたジョーク(本気?)
を飛ばすライター、ボロジン氏のアネクドートのようなスタイルは相変わらず。
ジェーニャとヤグのライバル関係についてにおわすミーシンコーチの言葉を捕まえて、ジェーニャと
ミーシンコーチをモハメッド・アリになぞらえるあたりはその極み。

アリはたしかに20世紀を代表するスポーツヒーローの一人だが、その一方でボクシングの枠をこえた行動でしばしば笑いものになった人物でもある。
たぶんジェーニャが北米でバッシングされたり、メディアで笑いものにするようなかかれ方をした事を皮肉ってるのだろう。
そして、『蝶のように舞い、蜂のように刺す』。これは彼の歴史に残るあまりにも有名な名文句だが、
蝶のように氷上で舞うのがジェーニャで、蜂のように刺すのがミーシンコーチということらしい。
刺す、とは戦略の事を言ってるのだろうが、このコーチの戦略は今シーズン、ことごとく裏目に出ていることを考えると、ファンとしてはかなり複雑だ。(その2につづく↓)