自分でキリ番踏んだ。

このクリスマスの佳き日に、自分で100のキリ番を踏むさみしさ・・・。

昨日やっとジェーニャのロシア杯の映像を見た。
珍しくコケまくるジャンプ(しかも難技ばっかり)、14歳ジュニアワールド以来
はじめて見る足上げスピン、そしてかわいい笑顔。
ミョーに浮かない顔していつも通りのプログラムをいつも通り滑るスパルカッセンより
絶対見所が多いと思う。この大会は。

とにかく、カナダでの敗北や不人気にかなり落ち込んでいた私には、たとえ失敗していようと
地元のヒーロー扱いされて勝つジェーニャをここで見られたこと自体、いいクリスマス
プレゼントになった。
ジェーニャはどんなクリスマスを送ってるだろう・・・。

ジェーニャはプログラムの改善をやるしかない状況だと思うが、今のミーシンコーチや
ダビッドなどのプロダクションがそれほど一度付いたイメージを払拭しきるものを
作れるとは思えない。
しつこいが、「センスが悪い」という一度ついたイメージを、人は決して忘れてくれないものだ。
たとえ改良しても「前よりマシになった」ぐらいしか北米の客は思わないだろう。
そうなるとやっぱり勝つためには跳んで決めるしかないんだろうな。4ルッツ。

でも、考えてみれば「プログラムがダメなら大技で行く」
こんな戦策を取れる選手は今、ジェーニャをおいて他にいないのではないか?
すごい才能だよな。

今さらジャッジがルールを変えたことやメディアのヤグびいきを「卑怯だ」と愚痴っても仕方ないが、
これもチャンピオンになった最初の試練。
ヤグだって一度は通った道だ(←マスコミのイジメ)。乗り越えられると信じてるよ。
頑張れ、ジェーニャ。