ベッカム・ベッカムうるさいなぁ。でもベッカムか。

はじまるまでは全く興味のなかったサッカーW杯。
見始めると結構気になるもんだね。
こんな私ですら夜8時になるとサッカー放送にチャンネルを合わせ、
スポーツニュースで勝敗を必ずチェックするようになっている。
でも、ここでも気になるのがマスコミの報道の仕方。
いくら人気があるからといって報道がベッカムベッカムうるさすぎねぇか?
ニュースでもワイドショーでも、ベッカムの名前を耳にしない日はないような有様。
フィギュアスケートヤグ様騒ぎとちょっと似ていて、結構ミーハーな私としても何だかなぁ。
複雑な心境だ。

しかしながら、ベッカムという人が人気出るのはとてもよく分かる。
アルゼンチン戦でゴールを決めた後のあの、カメラを意識した芝居がかったリアクション。
あれは自分が常に見られていることを充分意識した人間のパフォーマンスだと思う。
それに、いくら汗をかこうとヘディングしようと一糸乱れないあの髪形。
どんな瞬間もカッコよくいなくてはいけないという自覚に立ってるように感じる。
もう一方で汗でべたべたの髪の毛を振り乱していたアルゼンチンのバティステュータと好対照だった。
そしてバスでの移動の時も彼は窓際に陣取り、ファンに笑顔を見せるという演出もバッチリ。
それでいて実力があるんだもんなぁ。人気が出ないわけがない・・・と彼を良く知ってるわけでもない私でさえ思う。

マスコミに注目されることは決していいことばかりではないだろう。
地位と名誉と金をもたらす一方で、必ず負の側面もついてまわる。
「自分はアスリートであって芸能人じゃない」と叫びたくなる時の方が多いはず。
そんな負の面も受け流しながら積極的に注目されることを楽しめるぐらいの器がないと
スーパースターにはなれないんだろうな。
ベッカムをみていて、あらためてそう思った。

我らがジェーニャ君もそのうちマスコミを上手に利用できるようになるといいんだがな。
普段のインタヴューへの受け答えなどを読んでるかぎりでは、絶対大丈夫だと私は踏んでるんだが、
ジェーニャ自身にまだそれほどの自覚がなさそう。

ところで、サッカー界の往年のスーパースター、ペレのバ○アグラのCM。
あれに軽いショックを覚えたのは私だけだろうか。
昔は華麗なシュートを何発も決めた彼が、今や夜のシュートが決められずに困ってる、
などと連想すると、何とも・・・・。